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2月にゃんこ便り

  新型コロナウイルスが猛威を振るっています。にゃんこの館でもマスクが底をつきかけ、また交流会等のイベントも中止になるなど、影響が出始めています。連日テレビでは感染拡大の報道も続いており、不安感が強くなってきている方もいます。一日でも早く終息に向かうことを願ってやみません。

 

   

  1月は、皆で初詣に出かけることもなく、初日からいつも通り作業を中心に過ごしました。作業所の頃は初詣やクリスマス会等の年中行事を希望する声が多かったのですが、就労継続B型に移行してからは、行事やプログラムよりも作業を優先したい方の比率が高くなってきているようです。どちらがいいというものでもありませんので、年に一度の交流会や適度にレクリエーションを実施しながら、今通所している方々の意向に沿ってバランスをとっていければと思います。     

 

 

  作業は、12月はカレンダー梱包やDM配送など多忙でしたが、年が明けてからは作業がない日もあり、のんびりと時間が流れていました。そんななか、作業の無い日を埋めること、また工賃アップの観点から、エコバッグやトートバッグの導入を目指すことになりました。買い物袋が有料化されてきたこともあり、需要が見込めるのではないかとの声も多く、我々の売りでもある「ネコ」の絵を使って商品化することを考えています。ミシンの種類や布をどうするか等、詰めるところはたくさんありますが、出来るだけ早く実現できればと思います。自主製品は初めての試みですが、自分たちで手掛けたものが商品としてお店に並ぶことの喜びや、社会との繋がりを得られることは、とても貴重な体験だと感じています。早くも、「1個売れるといくら稼げるかな」「たくさん稼いで自社ビルを!」など期待の声が聞こえていますが、まだ動き出していない状況からも、今のところ「捕らぬ狸の皮算用」といった状態です…。  

 

 

  レクリエーションは、バスレクを検討していましたがコロナウイルスの影響により断念し、近場でのお花見を企画しています。お花見は毎年実施していますが、作業の都合から前もって企画しなければならず、開花予報をみながら計画していても、早すぎ(一分咲き?)たり散り際になるなど、なかなか満開で実施することができず、毎年悔しい思いをしています。今年こそは、満開のタイミングで開催出来るよう予定を組んでいきたいと思います。   

 

 

  まもなく3月を迎えますが、来月もすでに封入作業を二つ予定しています。今年度も様々な方や企業様にご支援をいただき、毎月の平均工賃も1,000円近く向上することができました。にゃんこの館の特徴に、作業を目いっぱい頑張って工賃を沢山稼ぎたい方から、作業よりも居場所として利用する方まで幅広く利用できることがあります。そのため、平均工賃を上げていくことは、なかなか容易ではありません。それでも、単価の高い作業の開拓や、自主製品により全体の工賃の底上げができるよう、皆で頑張っていきたいと思います。